どちらも京都の方言で「いらっしゃいませ」を意味する挨拶だが、使い方に微妙な違いがある。
通りがかりに入ったお客様には「おいでやす」を使い、わざわざ遠くから来たお客様(お越しになった人)や予約のお客様には「おこしやす」を使うことが多い。この意味の違いは店の奥にいる料理人や仲居さんへの合図にもなっていて「おいでやす」という挨拶が聞こえたら、予約してない人が来たというのが分かる。一般的には「おこしやす」の方が丁寧な言い回しである。
2016/9/30
カテゴリー「歴史・文化」