湿布薬として処方されることが多いのがモーラステープとロキソニンテープ。モーラステープにはケトプロフェンという痛み止めの成分が含まれている。
ケトプロフェンが含まれる湿布の場合、紫外線と反応して光線過敏症という副作用を引き起こすことがある。光線過敏症とは、湿布を貼っていた部分に紫外線が当たることで起こる、一種のアレルギー反応で、湿布を貼った肌の部分がかぶれ赤くなったり、かゆくなったりする。ケトプロフェンを含む湿布の場合、湿布をはがしておよそ4週間ほどは長袖などを着て、直接紫外線に当たることを避けた方がよい。湿布を使用の際は医師や薬剤師の指示に従うようにしましょう。
ちなみに、副作用に対して医療費を出してくれる制度がある。「副作用被害救済制度」というもので、医薬品を正しく使用したにも関わらず、副作用で入院や治療を必要とする場合などに、医療費や年金などの給付を行う制度である。
2016/10/22
カテゴリー「生活・科学」