薬容器の中にビニールなどが入っている場合がある。これを入れっぱなしにして使用する人もいるかもしれないが、このビニールは捨てたほうがよい。
薬容器の中に入っているビニールは輸送時の振動による錠剤の破損を防ぐためにある。このビニールを出し入れすると容器の中に湿気が溜まり、薬がダメになりやすい。また、ビニールが一度汚染され、そのビニールを再度容器に入れると中にある他の薬も汚染されてしまう。薬の説明書にもビニールを捨てることがちゃんと記載されていることが多い。
薬の大きさは種類によって多少の違いはあるが、ある一定の大きさはある。この薬の大きさはわざと大きくしている場合がある。薬によっては必要な有効成分はほんのちょっとだけである場合もあり、現代の技術では薬をかなり小さくすることができる。しかし、薬が小さすぎると持ちづらかったり見えづらかったりして、扱いづらくなる。また、薬が小さすぎると薬をちゃんと飲んだことが分かりづらい。これらを防ぐために、コーティングなどを工夫してわざとサイズを大きくしている薬もある。
薬の説明書を捨ててしまって確認できない場合や、薬の効き目や飲み合わせなど気になることがある場合には、電話で相談できる「おくすり相談窓口」がある。薬局などで購入した薬やジェネリック医薬品の安全性についてなど相談に乗ってくれる。
2016/10/22
カテゴリー「生活・科学」