タコのオスとメスは、足の吸盤を見ることで見分けることができる。
メスの吸盤は比較的小さく同じ大きさの吸盤が2列に並んでいるのに対して、オスの吸盤は時々大きな吸盤があり、この大きな吸盤の有無でオスとメスを見分けることができる。
オスとメスの吸盤の違い
画像元:AKIのブログ
オスの大きな吸盤は、縄張り争いやメスをめぐって、オス同士の喧嘩になった時に武器として有利だとされている。他にも、立派な吸盤をメスに見せるためだという説もある。
また、オスのタコの足は、8本のうち1本だけ足先に吸盤がないものがある。これは交接腕と呼ばれ、オスのタコがメスと交尾する時に使用するもので、オスがメスに精子の入った精包を受け渡すために特殊化した腕である。この交接腕の有無でもオスとメスを見分けることができるが、上記の大きな吸盤の有無で見分ける方が分かりやすい。
オスの身はメスに比べて締まっていて、硬く歯ごたえがある。一方、メスの身は繊維が細かく、やわらかくて食べやすいとされている。
2017/6/22
カテゴリー「食べ物」