アホウドリは、1962年(昭和37年)に特別天然記念物に指定され、保護活動が行われている鳥で、現在、日本近海に約4000羽が生息している。
大小6800以上の島からなる日本は、多くの島々の面積を足しても国土の大きさは38万km2で世界61位。しかし、日本の領海および経済水域の広さは447万km2で世界6位で、国土に対し圧倒的に広い海を持つ。
日本という国は島を次々に領土として認めてきた。人がいないような島を日本の領土にしたのは明治に入ってからで、1876年(明治9年)に小笠原諸島にて領土宣言をしている。これらのきっかけとなったのは、ヨーロッパと貿易する中でアホウドリの羽毛が非常に高く売れたことであった。
今でこそ天然記念物になっているが、明治時代当時は日本の近辺にアホウドリがたくさんいた。それを追いかけて捕まえては羽をとるということを1つの産業にしていた。
追いかけているうちにその島のアホウドリがいなくなり、次へ探しに行く中で、新しい島が見つかっていった。アホウドリの羽毛を求めて行きついた太平洋に浮かぶ島々が今の日本の領土になり、世界6位の広大な海の面積を誇る国になった。
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2017/9/1
カテゴリー「地理・地名」