世界で最も高い山は8,848mのエベレストだが、太陽系で最も高い山は約25,000mの火星のオリンポス山である。
周囲の地表から約27,000mまで山体が立ち上がり、これはエベレストの3倍程度に相当する。火星の標高基準面からの高度は約25,000mあり、裾野の直径は550km以上もある。また、山頂にはカルデラがあるが、その大きさは直径80km、深さ3.2kmで、標高3,776mの富士山がほぼ収まってしまう。
これほど巨大化したのは火星ではプレート移動が起こらないため、マグマの火山活動が起こるホットスポット上に火口が留まり続けたためではないかと考えられている。名前の由来は、ギリシャの最高峰で標高2,917mのオリンポス山である。
2017/9/2
カテゴリー「地理・地名」