花火大会では赤色や黄色、緑色、青色などさまざまな色の花火が打ち上がるが、花火大会では必ず黒い花火も打ち上がっている。
炎色反応を用いた多種多様な色の花火
画像元:Wikipedia
キレイな色の花火が連続して上がる時に一瞬真っ黒になるシーンがある。その時、光らないような黒い花火を上げて、一瞬の無の空間を作って、また華やかな世界に転じていくアクセントとして利用している。一瞬消えて、また光る視覚効果を狙った演出である。
黒い花火は江戸時代に火薬の調合ミスで色が出なかったことから誕生した。その後、明治以降に黒い花火を演出の1つとして使うアイデアが花火師たちによって編み出された。
2017/9/23
カテゴリー「生活・科学」