占いは占い師によっては行列ができることもあるが、行列に並んだ時から術中にはまっている。これは占いに並ぶ前に知っておきたい知識である。
まず1つ目は「人は権威に弱い」ということ。多くの人が当たると信じて行列に並んでいる状況では、この占い師は当たるだろうという心理状態になりやすい。
もう1つは「認知的不協和」という問題がある。認知的不協和とは、人が自身の中で矛盾する2つの認知をすると、自分にとって不都合なほうの認知を変えようとする心理のこと。苦労して長い時間並んだということを自分自身に納得させるため、自分に何か報酬があるのが当然だという心理状態になりやすい。そのため、占いの中で自分に都合のよい情報だけを取捨する状況になりがちである。
これらの2点から行列が長いほうが「当たってる」という感想になりやすい。これらの心理を利用して、わざと行列を作る悪い占い師には注意が必要である。
2017/9/16
カテゴリー「生活・科学」