本場ではない土地発祥の全国的な人気店に、本社が兵庫県神戸市にある株式会社トリドールが運営する「丸亀製麺」がある。
讃岐うどんの聖地・香川県丸亀を名乗っているにもかかわらず丸亀市内には1店舗も出店していない。そのことから「丸亀製麺は香川ではない」「香川県民に怒られますよ」などの声が上がっている。しかし、現在国内に約800店舗を展開し、うどん業界で日本一である。では、なぜ本場・丸亀にないのに丸亀製麺が日本一のうどん店になれたのか。
それは約800店舗ある全てがそれぞれの店舗でうどんを手作りしているからである。通常のチェーン店の場合、麺は大きな工場でまとめて製造され、「あとは茹でるだけ」の状態で各店舗へ送っている。
丸亀製麺の場合、生地作りから各店舗ごとに全て手作りしている。本場・丸亀市のうどん店のように職人が1日1,000杯以上の麺を常に作り続けている。打ち立てで茹でた麺は、表面から余分な水分を吸い取らず芯を残して出来上がるため、本場のうどんのようにコシのある食感を楽しめる。
リンク:丸亀製麺
2017/10/19
カテゴリー「食べ物」