築地銀だこが日本一になれた理由

築地銀だこは、株式会社ホットランドが運営する「たこ焼き」のチェーン店で、店舗数が海外を含め500店以上あり、日本一のたこ焼きチェーン店である。

銀だこのたこ焼き(8個入り 税込550円) 銀だこのたこ焼

銀だこ1号店がオープンしたのは1997年(平成9年)だが、その場所はたこ焼きの本場・大阪ではなく、築地と名乗っているが築地でもなく、創業者・佐瀬守男氏の出身地の群馬県だった。本場・大阪からは「銀だこはたこ焼きとは認めない。あんなのはたこ揚げだ」などの声が上がる中、群馬生まれの外様たこ焼きが日本一になれたのは、知られざる日本人の食習慣の大革命があった。

主なたこ焼きチェーン店の店舗数
店名店舗数
1銀だこ500以上
2くくる56
3たこ八12
4わなか12

大阪発祥でない銀だこが日本一になれた理由

銀だこの一番の特徴は本場・大阪の“ふんわり食感”とは違い、仕上げに油をかけて焼き、外がカリッカリの食感が特徴である。この油をかけて焼く調理法は関東と関西の食習慣の違いを計算し尽くした物である。

大阪の“ふわふわ食感”のたこ焼きは買ってすぐに食べ歩くのが基本。一方、東京など他の地域では食べ歩きはせずにテイクアウトして食べる人がほとんど。そこで、銀だこでは持ち帰った後でもたこ焼きの形が崩れないようにするため、仕上げの油で表面をカリッとさせる調理法を発明した。

これにより大阪の食べ歩きファストフード「たこ焼き」が、日本中の手土産の定番になった。ちなみに、油をかけて焼かれたカリカリの外側は、高級中華料理の北京ダックを見て閃いたという。この閃きが日本一のたこ焼きチェーン店への躍進に繋がった。

リンク銀だこ

2017/10/19

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カテゴリー「食べ物

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