ポイとは、金魚すくいの時に金魚を掬(すく)う道具である。紙でできたポイと最中(もなか)でできたポイの2種類がある。
紙のポイ
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最中のポイ
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紙のポイは枠に和紙を貼ったもので、一般的にはこれを「ポイ」と呼ぶ。「すくい枠」などの名称で販売されていることもある。ポイは紙の厚さによって4号~8号と種類があり、号数が大きくなるほど紙が薄くなる。全国金魚すくい選手権では5号が用いられる。
「ポイ」の名前の由来には諸説あるが、金魚をポイポイと掬う動作に由来する説と、破れたらポイッと捨てることに由来する説がある。全国金魚すくい大会事務局では後者のポイ捨て説としているようだ。
紙のポイには予め紙が完全に貼りつけられて本当にポイ捨てする使い捨ての枠と、紙の着脱が可能で破れた紙を交換して再利用できる枠がある。また、紙のポイの枠には表裏があり、フラットで水が溜まらない面(枠の縁に紙が乗っている面)が表、反対側の面が裏で、金魚すくいには表面が適している。
2017/11/27
カテゴリー「語源・由来」