タピオカ(Tapioca)とは、トウダイグサ科のキャッサバの根茎から製造したデンプンのこと。菓子の材料や料理のとろみ付けに用いられる他、つなぎとして用いたり、粒状のタピオカをドリンクに入れたりする。紙の強度を上げるための薬剤の原料としても重要である。
タピオカ入りミルクティー
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キャッサバは、南米、北東ブラジルが原産。キャッサバデンプンを「タピオカ」と呼ぶのは、ブラジルの先住民のトゥピ語でデンプン製造法を「tipi'óka」と呼ぶことによる。
キャッサバの根茎は多くのデンプンを持つことから世界各地で重要な作物として栽培されており、食用や工業原料として広く利用されている。
キャッサバの根茎
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バブル期の1992年(平成4年)にブームとなり、白いタピオカにココナッツミルクをかけて食べる方法が流行っていた。現在では、ウーロンミルクティーのトッピングとして黒いタピオカが入っているなど食べ方も変わってきた。
バブル期にブームになったものには「ティラミス」「モンブラン」「パンナコッタ」「クレームブリュレ」などがある。
タピオカには白いものと黒いものがあるが、元は白いタピオカで、黒いタピオカはこれにカラメルなどを加えて色を付けたものである。ブラックタピオカの他にも人工的に着色したカラータピオカもある。
2017/11/21
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