茨城県にある牛久の大仏がその立ち姿で有名だが、日本には立っている大仏が多い。一方、鎌倉の大仏は座っていて、福岡県にある世界一大きな涅槃像(ねはんぞう)は寝ている。
大仏の姿勢には意味があり、大きく分けて以下の3つの状態に分類することができる。
- 座像(ざぞう)
座っているの大仏は、どうやったら人を救済できるかをいろいろ瞑想して考えている修行中の状態である。
鎌倉の大仏
画像元:高徳院(じゃらんnet)
- 立像(りゅうぞう)
立っている大仏は、修行が終わって「こういうふうに人に伝えればよいのか」と、立ち上がって積極的に人に伝えている状態である。
牛久の大仏
画像元:牛久大仏(じゃらんnet)
- 臥像(がぞう)
寝ている大仏は、全ての煩悩が消え、全ての苦が無くなった状態で、最も悟りを開いている高度な状態である。
福岡の涅槃像
画像元:南蔵院(じゃらんnet)
観光地で大仏を見る時、大仏の姿勢から今どんな状態にあるのかを想像してみるのも大仏の楽しみ方の一つである。
2017/12/12