大臣は兼任しても給料は上がらない

複数の大臣を兼任する人もいるが、大臣は兼任すればするほど給与が上がるのではなく、兼任しても給料は上がらない。

2017年(平成29年)11月1日に発足した第4次安倍内閣の中では、自由民主党の野田聖子が、①総務大臣、②女性活躍担当大臣、③男女共同参画担当大臣、④マイナンバー制度担当大臣と4つの大臣を兼任している。また、自由民主党の麻生太郎も、①副総理大臣、②財務大臣、③金融担当大臣、④デフレ脱却担当大臣と4つの大臣を兼任している。

第4次安倍内閣
第4次安倍内閣
画像元産経ニュース

大臣を兼任すれば担当の仕事が増えて、給料も上がるのではないかとも考えられるが、大臣を兼任しても給料は上がらない。これは「特別職の職員の給与に関する法律」の第14条に、兼任の大臣の給料は支給されないことが明記されている。権力のある政治家がお金のために大臣を兼任するようなことがないように、法律で定めていると考えられている。

ちなみに、国会議員の推定年収は約2,100万円で、さらに大臣に就任すると約750万円プラスされて年収は約2,850万円となる。大臣は兼任してもしなくても同じ金額ということになる。

2017/12/12

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「歴史・文化

関連記事