明治時代の色んな写真を見てみると、多くの女性がとっているポーズが「手を袖に隠す」というものだった。
明治時代の女性の写真
画像元:Yahoo!ニュース
当時は手を隠して撮るのが可愛いと思い込んでいたようで、このポーズが大流行していた。この頃は手が小さい方が美人という美的感覚があった。また、写真に手が写ると手が腫れるという迷信があり、女性は手を隠したといわれている。
手が小さい方が美人という考え方は江戸時代から存在しており、浮世絵でも実際より手が小さく描かれているものが多い。
美人画の大家・喜多川歌麿による『ビードロを吹く娘』
画像元:江戸ガイド
描かれているのは当時(18世紀後半)評判だった町娘で、その手は小さく描かれている。他にも江戸時代の美人の条件は以下のようだった。
可愛いポーズや美人の条件などそのトレンドは時代によってかなり変化している。最近は女性たちのあいだで、顔に手を添えたポーズが「小顔」に見せる裏ワザだと話題になっている。
2017/11/25
カテゴリー「歴史・文化」