全国のメロン産地の自治体が参加する「第2回全国メロンサミット in ほこた開催実行委員会」(茨城県鉾田市)が制定。
日付は6月が全国的にみてメロンの出荷量がいちばん多い時期であり、「6」という数字がメロンの形に似ていることから毎月6日に。各産地ごとにふさわしい月の6日にアピールをする。メロンの美味しさをより多くの人に知らせて消費の拡大を図ることが目的。記念日は2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
鉾田市は日本一のメロン生産地。全国メロンサミットは、全国19のメロン産地が一同に集結するメロンの大祭典である。スペシャルゲストを迎えて、メロンクロストークやライブクッキングなどが行われる。
メロンは、ウリ科キュウリ属の植物で、北アフリカや中近東地方の原産地と推定されたが、最近の遺伝子研究によれば、インドが原産地と裏付けられた。漢字では「甜瓜(てんか)」と呼ぶが、これはメロンを指すと同時にマクワウリをも含む表記である。
紀元前5世紀頃にエジプトで作られた苦味の少ないメロンが地中海を超えてヨーロッパに渡った。当時のメロンはキュウリよりは甘いという程度であり、サラダや酢漬けにされた。その後、甘いメロンが作られるまで数世紀に及ぶ改良の努力が行われた。果実を食用にする果菜類として栽培化され、かなり早くにユーラシア大陸全域に伝播した。
日本列島にも貝塚から種子が発掘されていることや、瀬戸内海の島嶼などに人里近くで苦味の強い小さな果実をつける野生化した「雑草メロン」が生育していることから、既に縄文時代に伝わり、栽培されていたと考えられている。日本では古来「ウリ(フリとも)」の名で親しまれてきた。