東京都港区三田に本社を置き、「ガンプラ」「TAMASHII NATIONS」「一番くじ」「バンプレスト」などのカテゴリーブランドをグローバルで展開する株式会社BANDAI SPIRITSが制定。
日付は「一番くじ」の一番で1月、「一番くじ」のくじが9日を指していることから1月9日を記念日に。
「一番くじ」は、コンビニエンスストアや書店、ホビーショップなどで、何が出るか分からないくじを引く楽しさと当たる感動を提供するハズレなしのキャラクターくじ。必ずいずれかの商品が手に入る。さらにお店で最後のくじを引くと特別なラストワン賞が手に入る。
人気キャラクターのフィギュアやぬいぐるみなど、魅力的なオリジナル商品が当たる「一番くじ」の認知度向上とファンへのアプローチが目的。
記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。「一番くじの日」の制定を記念して、「Peri Peri Pay」(ペリペリペイ)が当たる新春運試しの記念キャンペーンやQUOカードが当たるSNSキャンペーン、オリジナルティッシュの無料配布などが実施された。
株式会社BANDAI SPIRITSは2018年(平成30年)2月15日に設立した会社。資本金は3億円、従業員数は694名(2024年4月時点)となっている。
「ハズレなし」をうたい、「一番くじ」が誕生したのは1996年(平成8年)のこと。そして、コンビニエンスストアに進出した2003年(平成15年)を機に現在の形となり、市場拡大とともに大きく進化してきた。
実は最初の一番くじは「ペリペリ」ではなく「三角くじ」だった。当時は風でくじを回転させ、引く形式。当時の特等のぬいぐるみのサイズはなんと1mだった。コンビニエンスストアでの販売を開始し、店頭POP・くじ箱・くじ券で展開する現在の「ペリペリ」の形で販売した。
それまで女性ファンが多かった一番くじだが、男性に人気のアニメ関連商品が爆発的ヒットを記録した。男性に浸透するきっかけとなった。その後、Web上のファンクラブ「一番くじ倶楽部」が誕生し、ダブルチャンスキャンペーンや店舗検索などを展開。会員数は更に増加していった。
熱狂的なアニメファン層に向けた商品展開の「一番くじプレミアム」は2008年(平成20年)に開始。プレミアムシリーズの導入によりアニメ・ホビー流通へも販売チャネルが拡大した。
一番くじの大きな特徴の一つである「ラストワン賞」は2007年(平成19年)の試験導入を経て2009年(平成21年)に本格的に始まった。2016年(平成28年)には「一番くじオンライン」がスタートした。
コンビニエンスストアに進出し、現在の「ペリペリ」の形になった2003年(平成15年)から2023年(令和5年)で「一番くじ」は20周年を迎えた。「一番くじ 超20周年」のイベント企画の一つとして「一番くじの日」が制定された。