愛知県名古屋市に本社を置き、ひものの専門店「塩干の太助」を運営する株式会社太助が制定。
日付は干物(ひもの)の「干」の字が「一」と「十」に分解できることから。
日本の伝統食品としての干物を、より多くの人に知ってもらい、食べてもらうことが目的。塩干の太助では毎月10日に「ひものの日」イベントを開催しており、干物の感謝価格での販売などを行っている。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
塩干の太助では、縞ほっけ開き、瀬付き真あじ開き、灰干さんま開き、金目鯛開き、時鮭山漬、桜えび釜揚、しらす干し、辛子明太子、味付け数の子、尾張屋の太助の粕漬、うなぎ蒲焼など保存食である干物を中心に数多くの商品を取り扱っている。
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干物は、魚などの魚介類の身を干して水分を減らすことで貯蔵可能になる乾物である。「干物」は「乾製品」(dried product)と同義とされている。日本のみならず世界各国で作られている。
日本において干物は古くは奈良時代に宮廷への献上品とされた。江戸時代頃には一般庶民に広まった。ほとんどの干物では天日乾燥(天日干し)が基本であるが、工場など大量生産を行うところでは乾燥機による人工乾燥が行われる。