法然忌(1月25日 記念日)

平安時代末期から鎌倉時代初期の僧で、浄土宗の開祖である法然(ほうねん)の1212年(建暦2年)の忌日。

この日には法要が行われる。もともと「法然忌」は1月25日だったが、浄土宗では1877年(明治10年)より4月19日から25日までともされ、全国から多くの参詣者を集め盛大に法要が営まれる。法然の忌日法要は特に「御忌(ぎょき)」と呼ばれる。

法然

法然について

1133年(長承2年)4月7日に美作国(現:岡山県)に生まれる。諱(いみな)は源空(げんくう)。諡(おくりな)は円光大師・明照大師。通称は黒谷上人・吉水上人ともされる。

比叡山で源光・皇円、次いで黒谷別所の叡空に師事。後に善導の『観無量寿経疏』や源信の『往生要集』に啓発され、1175年(承安5年)に専修念仏の教えを唱えて浄土宗を開いた。これは専ら阿弥陀仏の誓いを信じ「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、死後は平等に往生できるという教えである。

京都東山の吉水に庵を結んで布教に努め、主に武士・農民の帰依を得た。旧仏教からの激しい圧迫を受け、1207年(承元元年)に専修念仏は停止され四国に流されたが、後に許されて帰洛。京都東山において78歳で死去。著作には『選択本願念仏集』などがある。

リンク浄土宗Wikipediaコトバンク

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カテゴリー「1月の記念日」「今日は何の日

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