日本政府(経済産業省)および経済団体連合会を中心とした経済界が2017年(平成29年)に提唱。略称は「プレ金」。
英語表記は「Premium Friday」で、「premium」には「高級な」「他の物より価値がある」などの意味がある。毎月末の金曜日(Friday)に、少し早めに仕事を終えて、普段よりも少し豊かな生活を楽しむことを推奨する個人消費喚起キャンペーンである。
午後3時に仕事を終えることを奨励する「働き方改革」と連携し、給与支給日の直後に該当しやすい月末金曜日には、夕方の時間を買い物や食事、スポーツ、旅行などに充てることを推奨している。2017年2月24日(金)より実施されており、この日に合わせて、イベントやセールなどのキャンペーンを行っている飲食店や百貨店などが見られる。
運営団体は、この取組を推進するために設立されたプレミアムフライデー推進協議会。また、博報堂が事務局を受託している。同協議会は「プレミアムフライデー ナビゲーター」として、アイドルグループ・関ジャニ∞を起用し、プレミアムフライデーについて紹介するPR映像を作成した。
2019年(令和元年)5月時点で、一般の人の認知率は約9割と高く、ある程度の成果は得られているようである。しかし、実際にプレミアムフライデーを導入する企業はわずか3.4%に留まるとの調査結果もあり、多くの企業や人が実施しているとは言い難い状況である。また、月末は企業の月次決算作業などと重なり、早く退社することが難しいという意見も多い。
同協議会が運営するプレミアムフライデー公式サイト(https://premium-friday.com/)では、お知らせやキャンペーン・お得情報の紹介がされていたが、2022年(令和4年)10月末を最後に更新がない。その後、公式サイトは2023年(令和5年)6月1日に閉鎖された。ただし、プレミアムフライデーの施策自体は継続し、経済産業省のホームページにプレミアムフライデーに関する情報が掲載されている。
2024年(令和6年)の「プレミアムフライデー」の日付は以下の通り。
2025年(令和7年)の日付は以下の通り。