1997年(平成9年)に制定。英語表記は「World Wetlands Day」。「世界湿地デー」ともされる。
1971年(昭和46年)のこの日、湿地の保存に関する「ラムサール条約」が調印された。この日には、湿地の恩恵や価値に目を向け、その維持と賢明な利用を達成するという条約の目的のため、自然観察会や講演会などのイベントが世界中で開催される。
ラムサール条約事務局では毎年「世界湿地の日」のテーマを定めており、2008年(平成20年)のテーマは「健康な湿地、健康な人々」であった。
健康な湿地を維持することにより、食物や清潔な水、医薬品の供給など、人の健康に好適な影響がもたらされる一方で、湿地の管理が不適切だと、水の汚染や水に関係する疾病の発生、泥炭地の火事、洪水など、人の健康にとどまらず命さえも奪うような負の効果をもたらしかねない。これらを人々に紹介するものである。
リンク:環境省、日本国際湿地保全連合