ノリ養殖業の振興発展や広くノリの消費普及を図るために活動する全国海苔貝類漁業協同組合連合会が1987年(昭和62年)に制定。
日付は「節分の日」(2月3日頃)の夜にその年の恵方(縁起のよい方向)を向いてのり巻きを食べると幸せになるという言い伝えにちなんだもの。のり巻きを食べる風習は江戸時代の後期に生まれた。
「のり巻きの日」(節分)の日付は以下の通り。
同連合会は1950年(昭和25年)1月27日に創立した団体。事務局を千葉県市川市に置く。会員が協同して経済活動を行い、所属員の漁業の生産効率の向上などその事業の振興を図ることを目的とする。
節分に恵方を向いて無言で食べると良いとされる「のり巻き」は、現在では主に「恵方巻(えほうまき)」と呼ばれる。かつては関西圏で、節分時に恵方の方角を向いて、切り分けてない太巻き寿司を頬張りながら食べるという独自の食文化・風習があった。
「恵方巻」という名称は、1998年(平成10年)にコンビニのセブン-イレブンが全国発売にあたり商品名に「丸かぶり寿司 恵方巻」と採用したことにより、2000年代以降に急速に広まった。
恵方巻には、例えば、高野豆腐・かんぴょう・キュウリ・伊達巻・ウナギ・桜でんぶ・シイタケ煮のように7種類の具材を使う場合が多い。その数は商売繁盛や無病息災を願って七福神に因んだもので、福を巻き込むと意味付けされる。
関連する記念日として、同連合会は2月6日を「海苔の日」に制定している。