東京都中央区日本橋室町に事務所を置き、高齢者に対して適切な入浴指導を行う一般社団法人・高齢者入浴アドバイザー協会が制定。
冬場になると入浴に関わる死亡事故が増えることから、高齢者に安全に入浴することを意識してもらう日。
日付はいつまでも元気な「不老不死」を、風呂での死亡事故の無い「風呂不死」とかけて、その「ふ(2)し(4)」(不死)と「にゅう(2)よく(4)」(入浴)と読む語呂合わせから。
また、2月4日は二十四節気「立春」の頃であり、暦の上の一年の始まりの時期に当たることから、「今年一年安全な入浴を」との願いも込められている。記念日は2021年(令和3年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
高齢者入浴アドバイザー協会(Elderly Bathing Advisers Association)は、2016年(平成28年)3月18日に創立された団体であり、高齢者に対して適切な入浴指導ができる「高齢者入浴アドバイザー」を養成している。
日本の高齢化の状況や高齢者について学び、「望まれる入浴プログラム」を習得した人がその資格を取得できる。また、同協会では高齢者の安全な入浴に関するセミナーなどを開催している。
入浴に関わる死亡者数は、年間およそ19,000人と推定される。近年の交通事故による死亡者数は年間およそ3,000人であり、入浴に関わる死亡者数は、交通事故死の5倍以上という事実がある。
今後ますます高齢化が進む中で、同協会は高齢者の入浴に関わる事故を減らすことを目的に、分かりやすく誰もが実践できる入浴方法の定着を目指している。
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