1878年(明治11年)のこの日、「海外旅券規則」が外務省布達第1号として制定され、「旅券」という用語が日本の法令上初めて使用された。
それまでは、「海外行御印章」「海外行免状」と呼んでいた。これを記念して120周年にあたる1998年(平成10年)に外務省が制定。
旅券(パスポート、passport)は、国際移動する場合に原則必要なものであり、申請者の「渡航を認め」「国籍を有することを証明」し、渡航先の国家に対して「人身保護を要請する」書類である。
査証(ビザ、visa)は、渡航予定国の政府による入国推薦状であり、パスポートに記入ないし貼付される。パスポートは、主権国家の中央政府が、特定の国民一人に対して発行する公的書類であり、「最も国際的通用度の高い身分証明書」である。