国連合同エイズ計画(Joint United Nations Programme on HIV/AIDS:UNAIDS)が制定。国際デーの一つ。
英語表記は「Zero Discrimination Day」。日本語では「差別ゼロの日」という表記も見られる。
2013年(平成25年)12月1日、オーストラリアのメルボルンで開かれた「世界エイズデー」の式典で、UNAIDSにより「エイズ差別ゼロの日」を制定することが発表された。そして、翌2014年(平成26年)3月1日に第1回目の「エイズ差別ゼロの日」が実施された。
残念ながら、HIV/エイズに対する正しい知識・理解がないことから、いまだに偏見や差別が根強く残る国や地域も数多くある。偏見や差別を恐れて検査を拒み、その結果として保健サービスや治療を受けられない事例、そして感染がさらに拡大する実態も報告されている。この国際デーはエイズによる差別をなくすための日であり、そのための啓発活動などが行われる。
UNAIDSは、エイズ対策の国際的な調整を目的として1996年(平成8年)1月に発足した国連機関である。本部はスイスのジュネーブに置かれ、世界70ヵ国以上に事務局を持ち、主に発展途上国のエイズ対策の強化支援を行っている。