東京都中央区京橋に本社を置き、調味料や加工食品事業などを手がける味の素株式会社が制定。
日付は「野菜」の「さ(3)い(1)」(菜)と読む語呂合わせから。
「ラブベジ(LOVE VEGE)」とは、「ラブ(Love)」+「ベジタブル(Vegetable)」で「野菜を愛する気持ち」を表す造語である。同社の「ラブベジ」プロジェクトでは、野菜を食べたくなるメニューを届けて、人々の野菜摂取量の向上を目指している。
この記念日はそのプロジェクトの象徴的な日を設けることで、野菜をもっと好きになってもらうことが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心として、産官学と連携したイベントなどが実施される。
「ラブベジ」は「野菜をもっととろうよ!」をスローガンに、国(厚生労働省「健康日本21」)が推奨する「野菜の摂取目標1日350g以上」の実践を応援するプロジェクトである。
循環器疾患やがんの予防に効果的に働くと考えられているカリウムや食物繊維、抗酸化ビタミンなどを通常の食事から摂取しようとすると、350~400gの野菜摂取が必要と推定される。これに基づいて「野菜を1日350g以上食べる」ことが推奨されている。
厚生労働省により実施された2019年(令和元年)の「国民健康・栄養調査」によると日本人の野菜摂取量は281gで目標の350gに達していない。
同社では「ラブベジ」プロジェクトにより、旬の野菜をふんだんに使い、「調理」で野菜の魅力や栄養素を引き出した野菜が美味しいレシピ・献立を提供することで、野菜に興味を持ち、野菜を好きになることで、たくさんの野菜を摂取できることを目指している。
そのレシピ・献立では時短調理や使い切りにも工夫をしている。また、不足分の野菜70gを摂取してもらうために、同プロジェクトではいつもの3食の食事に「副菜を1品プラス」することを勧めている。
同社のWebサイトでは、お勧めの食材組合せや、野菜を美味しく食べるためのレシピ・献立、お役立ち情報などが紹介されている。