神奈川県川崎市でスパイスや雑貨の輸入事業などを手がける株式会社アクティブインターナショナルが制定。
日付はスリランカカレー作りでよく使われるミックススパイス「トゥナパハ」は主に3つの基本スパイスと5つの応用スパイスをミックスしたもので、その語源はスリランカで話されるシンハラ語で「トゥナ」は3、「パハ」は5を指すことから3月5日を記念日とした。
同社はスリランカとの貿易業を営んでおり、記念日を通してスリランカカレーの認知度を高めるとともに、国としてのスリランカにも興味をもってもらい、交流を深めることが目的。記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
日本人の口にも合うスリランカカレーだが、まだまだ一般的には知られていない。記念日を制定することで、日本での認知を広めていく。この日にはキャンペーンに参加するスリランカ料理店において、スペシャルメニューの提供や割引のサービスなどが実施される。
スリランカカレーはトゥナパハをはじめ多くのスパイスを使う。辛味だけでなく酸味付けのゴラカというスリランカ特有の木の実を乾燥させ薫製させたものやカラピンチャ(カレーリーフ)・ランぺなどのハーブを使うのも特徴である。
スリランカは海洋国であるため新鮮な魚介類のカレーが多い。また、小麦粉を使用しない点が多くの地域のカレーとは異なる特徴である。バターやヨーグルトといった乳製品、油もほとんど使わない。
モルディブフィッシュと呼ばれる鰹節を調味料として使う。魚以外では、ダール(2つに割って去皮した小粒の豆類)や未熟なパラミツ、野菜、ココナッツ、ゆで卵、鶏肉、豚肉、牛肉、エビ、カニ、イカも使われる。
リンク:スリランカカレーの日、Wikipedia