酪農関係の全国機関によって設立し、生乳の供給の安定・流通の合理化などを図る一般社団法人・中央酪農会議が制定。
日付と時間は「3月(ミ)6日(ル)午前9時・午後9時(ク)」で「ミルク」と読む語呂合わせから。
「ミルク」に関する記念日とその時間を制定することで、牛乳や乳製品の飲食を促し、酪農家を消費者が支える重要性を訴え、社会的な理解を図るのが目的。この日のこの時間に牛乳・乳製品の飲食する姿をSNSなどに投稿してもらい機運の盛り上がりを目指す。
記念日「ミルクの日のミルクの時間<午前9時>」と「ミルクの日のミルクの時間<午後9時>」はそれぞれ2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。日付だけでなく時間まで制定した記念日は認定登録で初めて。さらに同日に2つの記念時間を制定したのも初。
中央酪農会議(Japan Dairy Council)は1962年(昭和37年)8月に設立した団体。生乳生産者の協同組織による生乳受託販売の推進並びに生乳の供給の安定、流通の合理化及び品質の改善を図り、我が国酪農の健全な発展及び国民の健康の増進に寄与することを目的とする。
事業として、指定生乳生産者団体の行う生乳受託販売に関する指導・あっせん、生乳の需給の安定及び国内生乳生産基盤の強化に関する事項、生乳の需要の拡大に関する事項、酪農業及び牛乳、乳製品に関する国民への理解促進に関する事項などを行う。
牧場はミルクを提供してくれる牛たちが暮らす場所。その牧場で、牛のミルクを牛乳として届けるための橋渡しをしているのが酪農家である。酪農家は牛を育て、牛の健康を守り、ミルクをしぼって、安全でおいしい牛乳を作っている。
酪農家にとって牛は我が子と同じ。365日、休むことはない。牛が起き出す夜明け前から夜遅くまで、ときには24時間体制で牛たちを見守り、愛情たっぷりに育てている。
健康な牛はおいしいミルクをたっぷりだしてくれる。牛たちがいつも健やかでいられるよう、酪農家は毎日、牛の健康状態をチェックする。
エサの食べっぷり、皮膚や体毛のツヤ、乳房の状態、動き方や姿勢、鳴き声、元気があるかどうかなど、酪農家ならではの視点で、一頭一頭を細かく確認している。また、乳牛は暑さに弱いので、牛舎の温度管理にも気を付けている。
関連する記念日として、牛乳への関心を高めることを目的として、6月1日は「世界牛乳の日・牛乳の日」となっている。
リンク:中央酪農会議