観光物産業界初の全国組織として1997年(平成9年)に設立された全国観光物産振興協会が2000年(平成12年)に制定。
日付は「み(3)や(8)げ」と読む語呂合わせから。観光と土産品の需要の増大を図ることが目的。
土産(みやげ)は、知人や縁者に配る目的で旅行先などで買い求めるその土地にちなむ品物(進物:人に差し上げる品物)のこと。または知人や縁者の家宅など訪問先を訪問する際に感謝を込めて持参する進物のこと。後者の場合は手土産(てみやげ)という言い方もする。
旅先で見聞きした物事や体験などを語って聞かせることを土産話(みやげばなし)という。土産は進物であることから丁寧語の接頭辞をつけ、御土産(おみやげ)と称するのが一般的である。
「土産」は元来、「どさん」または「とさん」と読む漢語で、「土地の産物」(≒特産)を意味する。現代中国語でも同じ意味である。
「みやげ」の語源は諸説あり、「宮笥」(みやげ・みやこけ)と呼ばれた神社などの配り物に由来する説、人に差し上げる品物をよく見て選ぶ時に見上げることから「見上げ」(みあげ)と呼ばれ、これが転じたとする説などがある。室町時代以降、「土産」を「みやげ」と熟字訓で読むようになった。
関連する記念日として、3月4日は「さ(3)し(4)いれ」(差し入れ)と読む語呂合わせから「差し入れの日」となっている。