1959年(昭和34年)のこの日、ニューヨークで開催された国際おもちゃフェアでアメリカの玩具メーカー・マテル社がバービー(Barbie)の着せ替え人形を発売した。
バービー人形(2016年)
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初期のバービー人形は日本で製造されていた。当時、日本はアメリカに比べ人件費が安く、繊維産業が盛んであり人形本体と衣装とをまとめて発注できるという理由から注目され、玩具問屋と小売を営む株式会社国際貿易との交渉から日本生産が決まった。
発売当時、アメリカで売られていた着せ替え人形が2ドル台だった中で、「安かろう悪かろう」と言われていた日本製の人形に3ドルの価格を付けて販売したため物議をかもした。おもちゃ業界からは否定的な目で見られていたが、ファッショナブルで精巧なバービー人形は子供たちに支持され、爆発的に売れた。
1970年代以降は東南アジアのインドネシアなどに、1980年末期から中国での生産にシフトしている。
現在、150以上の国や地域で販売され、着せ替え人形(ファッションドール)として世界一のシェアを誇っている。1999年(平成11年)の40回目の誕生日には、ニューヨークのウォール街がバービーのテーマカラーであるピンク色一色になった。
バービー人形は常に最新のトレンドを反映し、新しい感覚を取り入れながら、いつの時代もすべての女の子の憧れとして活躍の場を広げている。
リンク:バービー人形(トイザらス)