1751年のこの日、イギリスの新聞『ロンドン・アドバイザー・リテラリー・ガゼット』(London Advertiser and Literary Gazette)が、世界初のコラムの連載を始めた。
コラム(カラム、column)は、もともと「円柱」を意味する言葉で、円柱形、円筒形または柱状のもの一般を指す。現在では、「縦の列」という意味合いから、新聞・雑誌・サイトにおいて、短い評論やエッセイなどを掲載する欄や囲み記事を意味する言葉として使用されている。また、エクセル(excel)などの縦列のことをカラム(column)という。
新聞のコラムの代表的なものとして、『朝日新聞』の「天声人語」、『読売新聞』の「編集手帳」、『毎日新聞』の「余録」、『東京新聞』の「大波小波」などがある。なお、こうした短評欄への執筆者をコラムニスト(columnist)という。
『読売新聞』朝刊1面の「編集手帳」は、内外のニュースから肩の凝らない暮らしの話題まで多彩なテーマを自在に料理し、世相を約460文字で活写しているコラムである。1949年(昭和24年)に創設され、「雑誌の編集後記のように」とのアイデアで名付けられた。筆力の優れたベテラン記者たちが書いており、「朝刊はまず編集手帳から読む」という読者も少なくない。