里見の日(3月13日 記念日)

千葉県館山市の一般社団法人・館山市観光協会内に事務局を置く「里見のまちづくり実行委員会」が制定。

日付は「さ(3)と(10)み(3)」(里見)と読む語呂合わせから。

里見のまちづくり

世界的に有名な「八犬伝」のモデルとなった房総里見氏ゆかりの地である館山市を「里見のまち」としてまちづくりイベントを行う。全国の里見さんの子孫の方々との連携も。

記念日は2024年(令和6年)9月に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。これを機に3月13日は、里見八犬伝の八つの玉にちなんで館山城のライトアップを8色に変化させるという試みが決定した。

南総里見八犬伝

『南総里見八犬伝』(なんそうさとみはっけんでん)は、江戸時代後期に読本作者・曲亭馬琴(きょくてい ばきん、1767~1848年)によって著(あら)わされた長編小説、後期読本。「里見八犬伝」あるいは単に「八犬伝」とも呼ばれる。

文化11年(1814年)に刊行が開始され、28年をかけて天保13年(1842年)に完結した、全98巻、106冊の大作。読本作者・上田秋成(うえだ あきなり、1734~1809年)の『雨月物語』(うげつものがたり)などと並んで江戸時代の戯作文芸の代表作であり、日本の長編伝奇小説の古典の一つである。

「里見八犬伝」は、室町時代後期を舞台に、安房(あわ:現在の千葉県南部)里見家の姫・伏姫(ふせひめ)と神犬八房(やつふさ)の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする。

共通して「犬」の字を含む名字を持つ八犬士は、それぞれに仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠(じゅず)の玉(仁義八行の玉)を持ち、牡丹(ぼたん)の形の痣(あざ)が身体のどこかにある。

関八州(かんはっしゅう:江戸時代の関東地方)の各地で生まれた彼らは、それぞれに辛酸(しんさん:つらく苦しいこと)を嘗(な)めながら、因縁に導かれて互いを知り、里見家の下に結集する。

馬琴はこの物語の完成に、48歳から76歳に至るまでの後半生を費やした。その途中失明という困難に遭遇しながらも、息子・宗伯(そうはく)の妻であるお路(みち)の口述筆記により最終話まで完成させることができた。現代でも映画や漫画、小説、テレビゲームなどの源泉として繰り返し参照されている。

リンク里見のまちづくりWikipedia

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カテゴリー「3月の記念日」「今日は何の日

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