東京都千代田区神田司町に本部を置く全日本宗教用具協同組合(全宗協)が制定。
日付は奈良時代の歴史書『日本書紀』に記載された詔(みことのり:天皇の命令)に「諸国の家ごとに佛舎(ほとけのみや)を作り、即ち佛像と経とを置きて礼拝供養せよ」とあり、その日が当時の暦で3月27日であったことにちなむ。
宗教用具を通じて「祈り」の文化を幅広い世代に広めていくことが目的。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
この記念日は、身近な人の日々の幸せや、遠くで暮らす大切な人の無事を祈ることで、心の平穏と思いやりの心を育むことを目指すものである。全宗協では「日本の祈り文化と、共にある。」をテーマに、様々な活動を展開している。
全宗協は、1988年(昭和63年)に設立された組合で、「中小企業等協同組合法」に基づく経済産業省認可の法人組織で、宗教用具業界における唯一の全国的組織の協同組合である。
全宗協は、より良い宗教用具を安心して買うことができる価格で提供し、神仏を敬いご先祖を供養することにより、皆様の心の幸せと、平和な家庭が築かれることを願っている。また、宗教用具業界の健全な発展を目指し、広報活動・取引の正常化・研修事業・福利厚生事業などを行っている。
関連する記念日として、全宗協はこの日を含む毎月27日を「仏壇の日」に制定している。
リンク:全日本宗教用具協同組合