俳人・森田愛子(もりた あいこ)の1947年(昭和22年)の忌日。
1917年(大正6年)11月18日に福井県坂井市三国町で生まれる。福井県立三国高等女学校(現:福井県立三国高等学校)を経て、東京の女子大学へ進学。
病弱であった愛子は、鎌倉で療養生活に入るが、鎌倉の地にて、高浜虚子門下の伊藤柏翠に出会い、弟子入り。虚子は、美人聡明であったこの孫弟子を大変かわいがった。
抒情的な句風で知られる。結核を患い、29歳の若さで死去。句集に『虹』(伊藤柏翠共著)がある。病弱な身辺は虚子の小説『虹』(1947年)のモデルにもなっている。
2018年(平成30年)には生誕百年を記念し、坂井市の「みくに龍翔館」で、俳句とともに生きた愛子と、虚子の著書『虹』に関する資料を展示する企画展が実施された。