長野県駒ヶ根市内の飲食店の有志で結成した「駒ヶ根ソースかつ丼会」(駒ヶ根商工会議所内)が制定。
日付は同会が結成された1993年(平成5年)4月27日から。「駒ヶ根ソースかつ丼」は、駒ヶ根市の名物で、ご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上に秘伝のソースをくぐらせたカツを乗せた丼。その「駒ヶ根ソースかつ丼」の美味しさをより多くの人に味わってもらうことと、駒ヶ根の街おこしが目的。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心として、同会加盟店・協賛店において「駒ヶ根ソースかつ丼」の割引サービスなどが行われる。
「駒ヶ根ソースかつ丼」は、シンプルな料理ではあるが、熱々のカツと冷たいキャベツの歯ざわり、それらに絡む甘辛味のソースが絶妙で、一度食べたらクセになる美味しさ。この「ソースカツ丼」の発祥は、昭和初期、駒ヶ根駅前広小路にあった「喜楽(現:きらく)」というお店であるとする説があり、カツライスをヒントにして開発されたという。
全国的には「カツ丼」というと「卵でとじたカツ丼」を指すことが一般的であるが、駒ヶ根市で「カツ丼」というと、この「ソースがかかったカツ丼」を指す。そのため、駒ヶ根市内において、一般的な「卵でとじたカツ丼」を注文する場合は、「煮カツ丼」や「卵とじカツ丼」などのように特別に頼まないと出てこない。