関西吹奏楽の日(5月5日 記念日)

関西吹奏楽功労者の碑管理委員会が制定。

同委員会は世界に誇る指揮者であり、大阪フィルハーモニー交響楽団の創始者で、全日本吹奏楽連盟、関西吹奏楽連盟の理事長を歴任した朝比奈隆(あさひな たかし、1908~2001年)をはじめとして、関西の吹奏楽文化の発展に寄与した人々の功績をたたえる「関西吹奏楽功労者の碑」を兵庫県西宮市のえびす宮総本社西宮神社に2021年(令和3年)5月5日に建立。

同日を記念日とすることで関西一円から吹奏楽愛好者が集い、先人に感謝をするとともに、関西の吹奏楽の発展に寄与するのが目的。

吹奏楽

日付は碑を建立した日が「こどもの日」であり、多くのこどもたちに朝比奈隆の教え、吹奏楽の字のごとく「もっと吹いて、もっと奏でて、もっと楽しめる」吹奏楽の日にとの願いを込めて5月5日としたもの。

記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

大阪フィルハーモニー交響楽団のロゴ

大阪フィルハーモニー交響楽団(大阪フィル、Osaka Philharmonic Orchestra)は、大阪市西成区岸里に本拠地を置く、日本を代表するオーケストラの一つ。日本オーケストラ連盟正会員。公益社団法人・大阪フィルハーモニー協会が編成し、事業を行っている。

大阪フィルは1947年(昭和22年)に朝比奈隆と実業家・鈴木剛(すずき こう、1896~1986年)ら関西経済人の尽力により、関西交響楽団として設立した。

当時、満州から引き揚げてきたばかりの朝比奈隆を中心に、大阪放送管弦楽団(大阪中央放送局(現:NHK大阪放送局)所属のオーケストラ)、宝塚歌劇団、京都大学の各オーケストラの主要メンバー約70名が結集し、新しいオーケストラが結成された。

年間10回の定期演奏会の他、レコーディングも活発に行う。西成区岸里に専用練習場「大阪フィルハーモニー会館」を持ち、長年にわたり「大フィル(だいフィル)」の愛称で親しまれている。

公式サイトの「プロフィール」に掲載されていた記事によれば、「日本で一番多くレコード、CDを発表しているオーケストラ」である。創始者・朝比奈隆の時代に、ブルックナーやベートーヴェンなどの交響曲の演奏で全国的に知られるようになった。

1975年(昭和50年)10月12日、オーストリア・リンツ郊外の聖フローリアン教会でのブルックナーの交響曲第7番や、1994年(平成6年)7月24日、東京・赤坂にあるサントリーホールでの交響曲第8番などの演奏の多くは、今日でもCDで聴くことができる。

関連する記念日として、3月19日は「ミュージックの日」、3月31日は「オーケストラの日」、10月1日は「国際音楽の日」となっている。

リンク大阪フィルWikipedia

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カテゴリー「5月の記念日」「今日は何の日

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