広島県福山市に事務局を置き、紙飛行機を通じて世界との交流と図り、子供達のものづくり、工夫する楽しさ、挑戦する気持ちを応援する「折り紙ヒコーキ協会」が制定。
日付は「GO(5)HIGH(8)」と読んで「行け、空高く」と5月の青空に高く飛んで行く紙飛行機の飛ぶ姿を表している。また、知的障害と白血病というハンデを背負いながら、多くの人に愛と勇気を教えてくれた紙飛行機が大好きな少年、井上健史君の命日にちなんで。一枚の紙を折るだけで作る「折り紙飛行機」の楽しさ、魅力をより多くの人に伝えることが目的。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
井上健史君は、ダウン症そして白血病という大きなハンデを背負いながら生まれ、2002年(平成14年)5月8日午前5時満9歳という短い命を終えた。7年間は闘病生活だったが、紙飛行機が大好きで、出会った全ての人を魅了する明るい子供であった。願いと愛と祈りを込めて5月の空に紙飛行機が舞う。
紙飛行機(paper airplane)は、紙で飛行機を模した形を作り、飛ばして遊ぶもの。一枚の紙を折って作る「折り紙飛行機」を指すことが多いが、部品を紙から切り抜き貼り合わせて作る「組立て式紙飛行機」もある。
折り紙飛行機は、正方形または長方形の紙を使うことが多く、これらの紙を折って作る折り紙の一種でもある。折り紙飛行機のギネス世界記録には、「屋内飛行距離の記録」と「屋内飛行(滑空)時間の記録」の2種類がある。
「屋内飛行距離の記録」は、2012年(平成24年)2月26日、元アメリカンフットボール選手のアメリカ人ジョー・エイブが、アメリカ・カリフォルニア州にあるマクレラン空軍基地の屋内環境(無風環境)にて、A4判の紙を切らずに作った紙飛行機を用いて226ft 10in(69.1388m)の飛行距離を叩き出した。
「屋内飛行時間の記録」は、2009年(平成21年)4月11日、日本折り紙ヒコーキ協会(現:折り紙ヒコーキ協会)会長の戸田拓夫が、広島県福山市にある広島県立ふくやま産業交流館(ビッグ・ローズ)の屋内環境(無風環境)にて、A5判のサトウキビ加工紙を切らずに作った紙飛行機を用いて飛行滞空時間27秒9を叩き出した。