京都府京都市南区に本社を置き、自動車・オートバイ用電池、電源システムなど、電気機器事業を世界規模で展開する株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション(GSユアサ)が制定。
1917年(大正6年)に同社の前身である日本電池株式会社が創業され、創業者のひとりである2代目・島津源蔵(1869~1951年)が、アメリカから電気自動車「デトロイト号」を輸入した。
その「デトロイト号」を約90年ぶりに復活させた2009年(平成21年)のこの日を記念したもの。「元祖エコカー」ともいうべき電気自動車「デトロイト号」の復活は、電気自動車用電池を開発する同社の企業シンボル的存在である。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社の社名の「ジーエス(GS)」とは、旧・日本電池のブランドであり、創業者である島津源蔵(Genzo Shimazu)のイニシャルに由来する。島津源蔵は発明家であり、1895年(明治28年)に日本で初めて鉛蓄電池の製造に成功した。
なお、父親の初代・島津源蔵(1839~1894年)は株式会社島津製作所の創業者であり、没後に息子の梅次郎(当時)が後継者となり、2代目・源蔵となった。その後、島津製作所の蓄電池工場が独立することになり、日本電池が設立された。
近年、原油の高騰や地球温暖化に対する意識の高まりにより、二酸化炭素や排気ガスを出さないという環境に配慮した特徴がある電気自動車に注目が集まっている。電気自動車やハイブリッド自動車などの環境への負荷が少ない「低公害車」は、通称「エコカー」(eco car)と呼ばれ、エコカー減税などの優遇措置が取られている。