腹部のヘルニアに関する研究の発展および普及などを行う一般社団法人・日本ヘルニア学会が制定。
「鼠径(そけい)ヘルニア」とは一般に「脱腸」とも呼ばれる疾患で、足の付け根にある鼠径部から腸などの臓器が飛び出し、膨らみとして現れる状態のこと。成人の場合は自然治癒することはなく、手術が唯一の治療法といわれている。
「鼠径ヘルニア」を多くの人に正しく理解してもらい、専門医へ受診するきっかけとするのが目的。日付は、数字の6がヘルニアの膨らみやヘルニアが出てくる穴(ヘルニア門)に似ていることと、同学会が一般社団法人として登記された日の2023年(令和5年)6月1日から6月1日を記念日としたもの。
記念日は2025年(令和7年)5月1日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
鼠径ヘルニアは、特に40歳以上の男性に多く見られるが、女性や子どもにも発症することがある。鼠径ヘルニアは放置しても治らない。痛みがひどくなったり、腸が締めつけられて危険な状態になることもある。治療には手術が必要である。
鼠径ヘルニアの手術には、次の2つの方法がある。1つ目は腹腔鏡手術(内視鏡手術)で、小さな傷で治療でき、回復が早いという特徴がある。2つ目は鼠径部切開法で、これは昔からある方法で、比較的大きな傷ができる。
以前は、鼠径ヘルニアの手術をすると数日から1週間ほど入院するのが普通だった。しかし、最近では日帰り手術が増えてきている。普段の生活を続けやすい、仕事への復帰が早い、精神的な負担が少ない、入院費がかからず医療費を抑えられるなどのメリットがある。
日帰り手術はすべての人に適しているわけではない。患者の状態によっては入院が必要になることもあるので医師と相談して決めよう。