東京都千代田区鍛冶町に事務局を置き、視能訓練士の職能団体である公益社団法人・日本視能訓練士協会(JACO)が制定。
視能訓練士とは、小児の弱視や斜視の視能矯正や視機能の検査などを行う国家資格を持つ専門技術職で、目の健康のためのスペシャリスト。眼科領域における専門技術職として、乳幼児からお年寄りまで世代を超えて、人々の大切な目の健康を守る手伝いをしている。
日付は国際視能矯正協会(International Orthoptic Association:IOA)が6月の第1月曜日を「World Orthiptic Day」(世界視能矯正の日)として定めていることから。「視能訓練士の日」の英語表記は「Japan Certified Orthoptist Day:JCOD」。
記念日を通して視能訓練士自身が専門職としての誇りを持ち、社会的には視能矯正や眼保健衛生の重要性を広く知ってもらい、視能訓練士の知名度の向上が目的。記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「視能訓練士の日」の日付は以下の通り。
「視能訓練士」は英語で「Certified Orthoptist」であり、正式な略称は「CO」となる。理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)と共に、リハビリテーション職と称されるもののうちの一つである。
日本視能訓練士協会(Japanese Association of Certified Orthoptists:JACO)は、1972年(昭和47年)に発足した任意の団体で、会員の資質向上に向けた学術・教育事業を中心に活動してきた。そして、2022年(令和4年)に同協会は設立50周年を迎えた。
同協会は、視能訓練士の学術技能の研鑽並びに人格資質の陶冶に努め、視能矯正学の発展を促進し、もって国民医療の普及・向上を図り、健康の維持発展に寄与することを目的とする。
同協会の事業内容として、視機能障害防止や眼保健衛生の普及・向上事業の協力、視能矯正の普及・調査研究、視能矯正の学会・講習会・研修会の開催などが挙げられる。
また、同協会は、幼小児の弱視等治療用眼鏡への療養費給付の実現、3歳児健康診査視覚審査のスクリーニング精度を向上させるためのマニュアル作成、母子健康手帳用「目の健康チェックシート」の立案・作成など、主として弱視や斜視の早期発見・早期治療に向けた活動を積極的に行ってきた。