「芒種(ぼうしゅ)」は、「二十四節気」の一つで第9番目にあたる。現在広まっている定気法では太陽黄経が75度のときで6月6日頃。
「芒種」の日付は、近年では6月5日または6月6日であり、年によって異なる。2024年(令和6年)は6月5日(水)である。
「芒種」の一つ前の節気は「小満」(5月21日頃)、一つ後の節気は「夏至」(6月21日頃)。「芒種」には期間としての意味もあり、この日から、次の節気の「夏至」前日までである。
芒(のぎ)を持った穀物の種をまく季節という意味から「芒種」とされる。芒とは、米・麦などイネ科の植物の穂の先端にあるとげのような突起のこと。
江戸時代の暦の解説書『こよみ便覧(べんらん)』には「芒ある穀類、稼種する時なり」と記されている。現在では実際の種まきはこれよりも早くに行われる。農家が麦刈り・田植えなどでとても忙しくなる時期である。
西日本では梅雨入りの時期にあたる。沖縄県では「小満」から「芒種」が梅雨の時期にあたり、沖縄の方言では「小満(すーまん)」「芒種(ぼーすー)」となり、「梅雨」のことを「小満芒種(すーまんぼーすー)」と言う。
「芒種」の日付は以下の通り。