東京都北区滝野川に本社を置き、「亀の子束子」(かめのこたわし)を中心とした様々な掃除用品などを製造している株式会社「亀の子束子西尾商店」が制定。
1915年(大正4年)のこの日、西尾正左衛門商店(現:亀の子束子西尾商店)の初代社長・西尾正左衛門が「亀の子束子」の特許権を取得した。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。その日付は特許権を取得した日に由来し、同社のたわし製品の販売促進を目的としている。この日を中心に、たわし作りなどの楽しい体験や、イベント限定グッズの販売などを行っている。
1907年(明治40年)、西尾正左衛門の妻が、売れ残っていたシュロ製の玄関マットを切り取って丸め、床を磨くのに使っていたことがヒントとなり、「亀の子束子」が誕生した。名前の「亀の子」は子どもがその束子を亀と間違えたことからその名が付いた。また、亀は長寿で縁起が良く、水にも縁があることなどにより、親しみやすいという理由もあった。
それ以来、明治・大正・昭和・平成と亀の子束子は同じ名前・同じ形・同じ品質で日本を磨き続けてきた。素材には厳選されたパームヤシを惜しみなく使用している。創業当時から製造方法はほぼ変化しておらず、亀の子束子は職人の技術そのものである。
2013年(平成25年)に亀の子束子1号が、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞した。2018年(平成30年)に亀の子束子は誕生から111年を迎えた。亀の子束子は、丈夫で長持ち、機能的な形と洗い心地の良さから、現在も多くの家庭で愛されている。
リンク:亀の子束子西尾商店