蛸研究会が制定。
日付は、関西地方では7月2日頃の雑節「半夏生」に蛸(タコ)を食べる人が多いことから。この時期は雨が多く、農作物がタコの吸盤のように大地にはいつき、しっかり根付くようにという願いと、これから夏に向けて体力・精力をつけるという意味が込められている。
8月8日も「タコの日」となっている。こちらはタコの足の数が8本であることに由来する。
タコは、漢字では「蛸、鮹、章魚、鱆」と書き、英名は「octopus(オクトパス)」である。「タコ」の名前は、足が多いその姿から「多股(たこ)」に由来する説がある。また、英名は古典ギリシア語の「8本足」を意味する「ὀκτώπους」に由来するとされる。
日本では一般的に「タコ」と言えば、食用としても馴染み深いマダコを指す場合が多い。食用のタコとして、マダコのほかにミズダコ、イイダコ、テナガダコなどが知られる。また、ヒョウモンダコは、筋肉や体表にフグ毒としても知られるテトロドトキシンという猛毒を持つ。
日本人とタコの関係は古く、大阪の池上・曽根遺跡など弥生時代の遺跡から、蛸壺形の土器が複数出土している。料理では刺身や寿司、煮だこ、酢蛸、酢味噌あえ、おでん、たこ焼き、蛸飯の具材などに用いられる。