大阪府大阪市中央区に事務局を置くNPO法人「AQUAkids safety project」(アクアキッズセーフティープロジェクト)が制定。
毎年、流されたサンダルやおもちゃなどを追いかけて溺れる子どもの水難事故が起きていることから、同法人は「流されたサンダルは追いかけない」という意味の「サンダルバイバイ」という水辺の安全キーワードを提唱。
「サンダルバイバイ」という言葉を通して、大人と子どもで話し合うきっかけを作り、水難事故防止に寄与することが目的。
日付は「(7)流された(3)サンダルは(0)追いかけない」という意味を覚えてもらうとともに、夏休みで水辺のレジャーに出かける機会が増えることから7月30日を記念日にした。
記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
NPO法人「AQUAkids safety project」は2021年(令和3年)に設立した団体。事業として、子どもの水難事故予防の情報発信や「水辺の安全教室」の開催などを行っている。
子どもが流されたサンダルやおもちゃを追いかけて溺れる水難事故は毎年のように発生している。サンダルは買えても、命は買えない。同法人では「流されたものは追いかけずにバイバイしよう」と呼びかけている。
「サンダルバイバイ」は全国に拡大しており、ポスターやパンフレット配布などで応援してくれる人も多く、また、これらの人を募集している。同法人のWebサイトでは「サンダルバイバイ おやこ条約証書」をダウンロードすることができる。
そのおやこ条約には「おやこのちかい」として「ぼく・わたしは、サンダルや ぼうしや おもちゃがながされたら、じぶんのいのちをまもるため、おいかけずに、バイバイします。なくしたからって、しからないでください。(できれば、ぬげにくい、あたらしいサンダルか、アクアシューズをかってもらえたらうれしいです)」と記載されている。
「サンダルバイバイ」は水辺の事故から命を守る誓いであり、2023年に「第17回キッズデザイン賞 子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門」にて受賞した。
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