全国各地の生活協同組合(生協)とその連合会が加入する全国組織で、商品開発や各地の生協への商品供給などを行う日本生活協同組合連合会が制定。
日付は1948年(昭和23年)7月30日に消費生活協同組合法(生協法)が公布されたことから。記念日名の通称は「生協の日」。
同連合会は1951年(昭和26年)3月20日に創立、2021年(令和3年)に70周年を迎えたことを記念したもので、記念日を通して生協の認知度をさらに高めることが目的。記念日は2021年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
生協は、数ある協同組合の一つで、消費者一人ひとりがお金(出資金)を出し合い組合員となり、協同で運営・利用する組織である。平和と生活レベルの向上を目的とする。
略称としてよく使われる「コープ」は、「協同組合」を表す「Co-operative(コーペラティブ)」の「Co-op」を日本語読みにしたもの。ロゴのように「CO・OP」とも表記される。
協同組合の歴史は、19世紀のイギリスにさかのぼり、実業家のロバート・オウエン(Robert Owen、1771~1858年)が働く人の生活安定を目的に工場内に購買部などを設けた「理想工場」を設立した。
日本では生協法に基づいて生協が設立され、食料品を中心とした購買事業と共済事業を主として展開する。また、生協のプライベートブランドとして多くの商品が開発され、販売されている。
2005年(平成17年)時点で、生協の組合数:1097組合、組合員数:6032万人、出資金:1兆1300億円、購買事業高:2兆9256億円、店舗数:2668店となっている。