沖縄県の石垣島で「夜光貝」を加工し、アクセサリーなど様々な作品を制作する工房「夜光貝 Y's studio」が制定。
日付は「や(8)こう(5)がい」(夜光貝)と読む語呂合わせから。
その美しさから沖縄の特産品として名高い夜光貝の作品を全国の人に知ってもらうことが目的。記念日は2019年(令和元年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
夜光貝(ヤコウガイ)は、リュウテン科に分類される巻貝の一種で、太平洋やインド洋の温かい海域にあるサンゴ礁域に生息する。大型の巻貝であり、重厚な殻の裏側に真珠層があり、古くから伝統工芸の螺鈿(らでん)細工の材料として利用されてきた。
その名前から「夜に光る」と思われることがあるが、貝自体は発光しない。産地では食用としても利用され、日本では軟体部が刺身や寿司、海鮮丼などの具にされる。
成体の重さは2kgを超え、大きなものは直径20cm以上に達する。基本的に夜行性で、餌は海藻など。生息域は水深30m以浅の比較的浅い場所で、岩のくぼみなどに見られる。
夜光貝は古代「夜久貝」「夜句貝」「屋久貝」などと称されていた。その「ヤクガイ」の「ヤク」は現在の「屋久島」を意味し、「夜光貝」はヤクガイの当て字によるものとする説がある。