福島県会津若松市に本店を置く会津よつば農業協同組合(通称:JA会津よつば)が制定。
日付は「南郷トマト」が福島県初の地理的表示(GI)保護制度の登録となった日・2018年(平成30年)8月6日からの8月6日と、「南郷トマト 秋味」の出荷時期であり、南郷の「南」が9画で、トマトの「ト(10)」の語呂合わせの9月10日の二日を記念日にしたもの。
「南郷トマト」は福島県南会津地域の南会津郡南会津町・只見町・下郷町の山間高冷地で夏秋期に栽培されているトマト。昼夜の気温差が大きくなるにつれ、いっそう甘みが増す「南郷トマト 秋味」は全国有数の食味と品質を兼ね備えたブランドトマト。
「南郷トマト」の知名度向上とブランドの確立、そして1962年(昭和37年)から栽培が始まった歴史ある「南郷トマト」の生産地の魅力を発信して、地域の活性化に貢献するのが目的。
記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
JA会津よつばは、2016年(平成28年)3月に会津地方の4つのJA(会津いいで・あいづ・会津みなみ・会津みどり)が合併し、誕生した。会津の豊かな自然と文化を守り、夢と活力のある農業と安心して暮らせる地域社会の実現を目指している。
JA会津よつばでは6月から10月にかけて、トマトを福島県内及び東京方面の市場に出荷している。同JAでは、トマト作りには土壌が大事と考え、土作りを重視したミネラル栽培に取り組んでいる。トマトの生育に最適な土壌で栽培され、実ったトマトの味は格別。
「南郷トマト」の名前は、1962年(昭和37年)に栽培が始まった土地である南郷村(現:南会津町南郷地区)に由来し、その当時、農家14名によるトマト栽培の研究をきっかけに始まった。現在では南会津全域で栽培されている。
「南郷トマト」は糖度が高く、身が引き締まったしっかりとした食感が特徴のトマト。味わいが濃厚となる秋に収穫されるトマトは「南郷トマト 秋味」と呼ばれる。南会津特有の気候と高い標高、昼夜の気温差が美味しい味と確かな品質を生み出している。
関連する記念日として、JA会津よつばは7月20日を「昭和かすみ草の日」に制定している。
リンク:JA会津よつば、南会津町観光物産協会