東京都武蔵野市に本社を置き、コミック事業・映像化事業などを展開する株式会社ノース・スターズ・ピクチャーズが制定。
日付は大ヒット漫画『北斗の拳』が漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載を開始した1983年(昭和58年)9月13日から。
同社が手がける『北斗の拳』の魅力を世界に向けて広く伝えていくことが目的。記念日は2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
『北斗の拳』は、原作:武論尊(ぶろんそん)、漫画:原哲夫(はら てつお)による漫画作品で、これを原作・題材とした1984年(昭和59年)放送のテレビアニメやゲームなどを指す。
『北斗の拳』は、英語では「Fist of the North Star」となる。「north star」は「北極星」、「fist」は「握り拳、拳」を意味する。
核戦争によって文明と人々の秩序が失われ、争いが繰り返されるという最終戦争後の199X年が舞台。暴力が支配する弱肉強食の世界に現れた、伝説の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者・ケンシロウの生き様を描くハードボイルドアクションである。
『週刊少年ジャンプ』に1983年(昭和58年)41号から1988年(昭和63年)35号に掲載され、一大ブームを巻き起こした。1980年代の『週刊少年ジャンプ』を代表する作品の一つである。
ケンシロウが使う北斗神拳をはじめとした登場人物たちの様々な拳法やその宿命的な物語の他に、北斗神拳で悪党の人間の頭や胴体が破裂する描写、「ひでぶ」「あべし」「たわば」などといった断末魔の悲鳴、ケンシロウが相手に対して「お前はもう死んでいる」と死を告げる際の決め台詞や、「秘孔を突く」といった表現などが人気を博した。
連載当時の単行本は集英社が発行するジャンプ・コミックス全27巻。その後も様々な出版社から、愛蔵版や文庫版、究極版、完全版、電子書籍などで刊行され続けている。2019年(令和元年)11月時点で累計発行部数は全世界1億部を突破している。
2023年(令和5年)に『北斗の拳』は連載開始から40周年を迎えた。「愛をとりもどせ!」というコンセプトの基で、記念プロジェクトとして原画展の開催や関連グッズの販売などが行われる。