東京都港区芝に本社を置き、「エンゼルマーク」で知られ、「天使」の商標登録を持つ日本有数の菓子メーカーの森永製菓株式会社が制定。
日付は「てん(10)し(4)」(天使)と読む語呂合わせから。日本中の子供たちに天使のような純真無垢な笑顔になってもらいたいとの願いが込められている。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
エンゼルマークは、1899年(明治32年)に創立された森永製菓のシンボルマークであり、「おいしく たのしく すこやかに」のシンボルとして、1905年(明治38年)に商標登録を行っている。
「エンゼルマーク」の名称は、同社の創業者・森永太一郎(1865~1937年)が当時よく作っていたマシュマロが、アメリカでは「エンゼルフード」(天使の食べ物)と呼ばれていたことにヒントを得て名付けられた。マシュマロは創業時の主力商品であった。
エンゼルマークは誕生以来6回変わっているが、同社のシンボルとして現在も使われている。現在のエンゼルマークは1986年(昭和61年)から使われている7代目のマークである。
また、同社のロングセラー商品であるチョコレート菓子「チョコボール」には、箱に「金のエンゼル」または「銀のエンゼル」が一定数印刷されており、金は1枚、銀は5枚で「おもちゃのカンヅメ」と交換できることが広く知られている。