ちくわぶ料理研究家の丸山晶代氏と宮城県塩釜市の練製品メーカー株式会社阿部善商店が共同で制定。
日付は「10」を「ちくわぶ」の棒状の形と穴があいていることに見立てて10月10日に。東京近郊でしか食べられていないちくわぶを全国の人に知ってもらうことが目的。丸山氏は様々なちくわぶ料理のレシピを開発し、阿部善商店ではちくわぶを東京土産として広めようと「東京ちくわぶ」を販売している。記念日は2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ちくわぶ(竹輪麩)は、小麦粉をこねたものを茹であげた麩である。東京(首都圏)ローカルの食材であったが、近年はテレビなどで取り上げられて知名度が上がり、全国チェーンの大手スーパーなどで真空パックの製品が取り扱われている。
おでん種(タネ)として利用されることが多く、1937年(昭和12年)発行の『軍隊調理法』では、「関東煮(おでん)」の材料として、がんもどき・こんにゃく・大根・里芋と並んで竹輪麩が挙げられている。
丸山氏のサイト(詳細はクックパッド)では「ちくわぶナポリタン」「ちくわぶの肉巻き」「ちくわぶカルボナーラ」「ちくわぶチョコ」「ちくわぶの甘辛煮」「ちくわぶのチーズスナック」「ちくわぶガパオ」など、ちくわぶを使った様々なレシピを紹介している。